【法人向け詐欺事例】代表者成りすましメールで社員名簿を要求する手口

公開: カテゴリ: 個人なりすまし

注意(安全のための確認)

  • 本文中のリンクはクリックせず、公式アプリ・公式サイトから直接確認してください。
  • ID/パスワード、カード情報、SMS認証コードの入力は慎重に。
  • 不安ならスクショ保存→公式窓口へ照会が安全です。

【経理・人事向け注意喚起】代表者を装う成りすましメールにご注意ください

まえがき

近年、経理部門や人事部門を狙った巧妙な成りすましメールが増加しています。特に、実在する法人の代表者や役員を名乗り、社員情報や社内資料の提出を求める手口は、通常業務と区別がつきにくく、被害につながりやすい傾向があります。本記事では、経理・人事担当者が特に注意すべきポイントを中心に解説します。

迷惑メール本文

From: 代表者名 <****@hotmail.com>
Sent: Tuesday, February 3, 2026 8:40 AM
To: 経理部・人事部アドレス
Subject: 法人名

為今後の会社業務の円滑な推進および日常連絡業務の円滑な実施のため、誠にお手数ではございますが、会社の最新の社員連絡先一覧をご整理のうえ、本メールアドレス宛にご送付くださいますようお願い申し上げます。
連絡先一覧には、社員氏名、所属部署、役職および携帯電話番号等の関連情報をご記載ください。
何卒ご協力のほどお願い申し上げます。谨致谢意。

迷惑メールと判断される理由

このメールは一見すると社内業務連絡のように見えますが、複数の不審点があります。特に、経理・人事が保有する重要情報を狙っている点は注意が必要です。

理由1:送信元がフリーメール

代表者や役員を名乗っているにもかかわらず、送信元がフリーメールアドレスです。正規の業務連絡で、個人用メールが使われることは通常ありません。

理由2:社員個人情報を一括で要求

社員名簿や携帯電話番号は、経理・人事部門が厳重に管理すべき情報です。これをメールで提出させようとする点は非常に危険です。

理由3:社内確認を避けさせる文面

「業務の円滑化」など抽象的な理由を用い、具体的な背景説明がありません。確認を怠らせる意図があると考えられます。

理由4:日本語として不自然な表現

文末に中国語由来の表現が含まれており、日本企業の正式文書としては違和感があります。

理由5:経理・人事を直接狙っている

送信先が経理・人事部門である点は、次の詐欺フェーズを見据えた情報収集段階である可能性を示しています。

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経理・人事部門が特に注意すべき点

経理・人事部門は、送金権限や社員情報を保有しているため、成りすまし詐欺の主要な標的です。代表者を名乗る依頼であっても、メールのみでの指示を鵜呑みにせず、必ず別経路で本人確認を行う必要があります。

リンク先や返信をしてしまった時

万が一、返信や情報送付をしてしまった場合は、速やかに上長や情報システム部門へ報告し、社内共有を行ってください。被害拡大を防ぐため、関係部署への注意喚起も重要です。

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まとめ

代表者成りすましメールは、経理・人事の日常業務に巧妙に溶け込んできます。最初は情報提供のみを求め、後日、送金指示や緊急対応を装った詐欺へ発展するケースが多く確認されています。

「社長からの依頼だから」と判断を急がず、必ず確認する文化を組織として定着させることが、最大の防御策です。

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